上下に引き手 ファスナーのお話

f:id:daisuke_numata:20170608214303j:plain

上着に付く腰のポケット
特にファスナーの向きについても
検討しこの形状にしました。
 
ファスナーを閉める際に引き手がどこに来るか?
実は色々と作り手の考えがあります。
 
例えば、
引き手がどちらにあれば開け閉めしやすいか
またポケット内の物が落ちにくいかなど色々と想定し検証します。
 
今回はポケット引き手の配置について
 
【IMVER】STRETCH 2PANELS JACKET / ストレッチ 2パネル ジャケット
 
 
こちらのジャケットですが
[ IMVER ]の商品内でも、特にランニング・サイクリングやゴルフなど
少し運動量が多い時でもご使用いただけるように設計しました。
 
 
素材そのものが透湿 6,000g/m2/24hrという
24時間で約6リッターの水蒸気を抜く高機能素材ですが、
激しい運動を継続すると限界が来てしまい中で結露を起こす場合があります。
 
寒風時は本当に最高です‼︎
 
 
そこでアウトドアブランドではよくある脇下の換気システム
ベンチレーションを配置しているのですが
 
脇下ではなく正面ポケットに袋布をメッシュにして
ベンチレーションの機能として一体化させました。
 
どのような効果かというと
まず運動量が多くなることを前提にしましたので、
 
・脇の下にファスナーが無いので擦れてゴロゴロと異物感を感じることがなくなります。
・ファスナーと擦れることで袖側の生地を傷つけることが無くなります。
・脇下にベンチレーションがあると、腕を下ろした際に
 空気の侵入口を狭まり機能が低下してしまうことが無くなります。
 
以上のことを想定し今回のように正面ポケットに一体化させました。
 
このように検討した結果さらに効果的に換気することに成功できたと思います。
 
大概、運動する際に人は前進することが多いので
自然と空気を取り込める形になりました。
 
さらに脇下のゴロツキをもっと無くすため
脇の生地と袖の内側生地を繋げ着心地の向上にも成功しました。
 

f:id:daisuke_numata:20170608213949j:plain

 
さて引き手の位置のお話でしたね。
 
今回ポケットとの一体化をしましたので、
ポケットの開く位置が2箇所になるようにしています。
 
例えば、
下から開きポケットとして、
上から開きベンチレーションとして
 
このように両方に引き手を備えることで、
使う方の自由度が増しています。
 
また両端には、引き手がふらついて遊ばないように
収納できるよう蓋も配置しました。
 
細かいことではありますが、
このようなことを重ねて仕上げています。
 
まだまだご紹介したい部分がございます、
今後も引き続きご覧いただけると幸いでございます。